2009年04月03日

かえるのうた

銀座の帰り道。

「ふぅ。今日も疲れたわ。たまには 気晴らしでもしたいわね。」

並木通りをとぼとぼ。

と、そこへ 誰かが私に声をかけた・・・。
「ギンコォー!」

銀娘 「えっッ?」

「ギンコー。キコエナイノカ?オマエェー!。」

銀娘 「ん?どこかで聞いた声? っていうか、どこかで聞いたこのイントネーション?っていうか、このたどたどしい日本語?」

「ヤパリ ギンコダナ。オマエ ギンジャデ ナニシテル?」
「¥ユキチ¥ イッパイ モラタカ?」

銀娘 「・・・・・」

「オマエ マタ ヒマカ?」
「ワスレタカ?ジュンコダヨ。」

悪い予感は的中した。

銀娘 「あっ。あの時の派遣。確か最悪の・・・。忘れるわけねーだろ。私のお客様のお席を台無しにした、国籍不明の派遣ホステスのジュンコ、マサコ、ミチコ。だ」

「ギンコォ、ワタシタチ、ナマエ カワタヨ。ジュンコ、マサコ、モモコダヨ。」

銀娘 「っだ、だ、だぁ、 かぁ、 らぁ。 じゅんこ、まさこ と、きたら、ももこじゃなくて、ももえだろ!それじゃあ、名前変えても全然意味ねーだろが!日本の心がわかってないわね!」

「ニホンノココロ?」

銀娘 「そうよ。あなた達、もう少し日本のことを勉強してから銀座に出てきなさいよ。」

「ニホンノココロ。 ワカルヨ。カラオケ。 カラオケ。」

「カラオケかぁ・・・。」

銀娘 「そうね。ちょうど、私も気晴らしがしたいと思っていたところだし、歌なら万国共通よね。じゃ、少しだけよ。」

変なノリでカラオケボックスへ。

「ギンコ、ニホンノウタ オシエテクダサイ。」

あら、謙虚なとこもあるじゃない。そうね・・・。
簡単な唄がいいわね。
そうだ。せっかく三人いるんだから、「かえるのうた」がいいわ。
「いいこと!これは輪唱と言って順番に歌を歌っていくとっても楽しい歌よ。日本の子供達は皆歌えるのよ。」

「ダイジョブ。ダイジョブ。」

「¥ユキチ¥ ダイスキ!」

銀娘 「じゃ、私の後について歌ってみて。いくわよー!」

銀娘 「るんるんかえるのうたがーるんるんきこえてるんるんくるよーるんるんはいっ!」

るんるんカエルノタマゴーるんるんアマクテ オイシーるんるんるんるん

銀娘 「かえるのうたがるんるんきこえて くるよーるんるんはいっ。」

るんるんカエルノタマゴ アマクテ オイシーるんるん

銀娘 「・・・・・・・」

銀娘 「おねがい。もう、ひとりにして・・・・」


posted by 銀娘 at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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